2015/03/19

Cable類

自宅用のオーディオのRCAケーブルとかギターシールドとかを作ることがたまにある。と言っても秋葉原でケーブルとコネクタを買って半田付けするだけだが。ケーブルをメートル単位で買うと良いケーブルが安く買える。右も左も分からなかった頃、「太い1芯」と言う理由だけで映像信号用のケーブルでオーディオケーブルを作ってしまったことがある。また海外製の有名なケーブルでギターシールドを作ってみたりもした。
いろいろやって分かったことが1つある。
ケーブルの性能とは、耐久性、柔軟性、対ノイズ性、外径、あと被膜剥いたり半田付けとかの工作のしやすさのことであり音質のことではない。
しっかりシールドされてるケーブルなら音は変わらない。(たとえ映像用のケーブルでオーディオのRCAケーブルを作っても判別できるほどの違いは無い)。

実際いろんなケーブルを切って自作してみると、どれだけしっかりシールドされているかがよく分かる。その経験から自宅のケーブルは全てCanare製に統一している。オーディオ用のGS-6とGS-4を試したが、コネクタをケチって小さいやつを買ったのでGS-6は太すぎてダメだった。高級オーディオ用では1m何千円、何万円と言うケーブルもあるが、GS-6(1m 240円)より高いケーブルなんて絶対無駄だと思う。そう思わせるほどGS-6の作りはすごい。自宅用途ならGS-4で十分。
ギターシールドからオーディオ用RCAケーブルまで全てGS-4で統一して良いと思った。柔らかくて取り回ししやすく、半田が取れたりと言うことも無い。 自宅のあちこちのケーブル類をGS-4に移行した一時期は毎週のように秋葉原のトモカ電気に通ってた。が、一通り入替えが終わるとすっかり行かなくなってしまった。

さて珍しいことにコンデンサーマイクも一つ持ってるのだがマイク用のケーブルを作ろうと思った。安物のマイクに付いてきたケーブルは直径が太くて、まぁこれで良いかと思わせるのに十分なケーブルだったが、マイクのボリュームを上げるとジーというノイズが乗る。コネクタを外してケーブルとの接点を見ると太いケーブルの中心に笑ってしまうほど細い芯線とシールド線が出ていた。 それを見ていると久しぶりに良いケーブルを作りたくてたまらなくなったのでマイクケーブルを自作することにした。もちろんCanare製のだ。しかしマイクケーブルは1芯+シールドとは違い、3極のコネクタなので2芯+シールドが必要。GS-4では出来ない。付いてきた安物ケーブルも2芯であったが、少し調べるとちゃんとしたマイクケーブルはツイストペア2対とシールドというケーブルを使うらしい。つまり4芯シールドケーブル。シールドされた中でさらにツイストペアケーブルを使う。(NW的にはSTPケーブル、シールデッドツイストペアケーブルという)。RCAに比べてかなりノイズに気を使ったケーブルのようだ。型番で言うとL4E5というケーブルを使うことにした。で久々にトモカ電気に行くと無くなっていた。そもそも仮店舗だったようだが、どこに行ったのかさっぱりで、慌ててスマホで検索し、迷った末に新店舗を見つけた。駅前のすごく良いビルの中にあったがそんなに売り上げのある店なのだろうか。

言うまでもなく半田付けは目的でなく手段だが、半田付けという作業自体に魅力があることは間違いない。秋葉原にも「半田付けカフェ」なる怪しげな喫茶店がある。コーヒーでも飲みながら真新しい基盤にひたすら抵抗やコンデンサなどを半田付け出来るナイスプレイスならぜひ行ってみたい。綺麗に半田が流れてピタッと固まる様子はとても美しい。エクストリームアイロニングなるスポーツはたしか「登山などの気持ち良さにアイロンがけの気持ち良さを加えることでより大きな快感を得る」という目的だったと思うが、それならエクストリーム半田付けなるスポーツも存在するべきだろう。アイロンよりちょっと危険かもしれないが。


かなり前に書いて下書きにしていた駄文だが載せてしまう。個人的なことで気持ちが落ちていて新しい文を書く気が起きないので載せてしまおう。

2015/01/29

Studying DB

DB試験の午後の問題演習のときの心構え、「〇〇屋さんの△△業務なんかに興味無いのに」って思ったら負けます。
長文を読まないといけないのに興味無くすと読み流しちゃってすぐ時間切れになる。
家具の製作会社さんの部品管理と流通業務についてとか。
居酒屋さんの商品管理、伝票システムについてとか。
うんざりするように細かく書いてある。実は読み物としては面白いんだけど。
試験(問題演習)開始と同時にいきなり試験モードの頭を切替えて読み物として読むのが良いのかも。
集中して読み解くのが大変で、さらにそれよりも筆記が辛いんだ。
読み解いた後は今度はひたすら問題文から単語を書き写す試験になる。
同じ単語(漢字)を何度も書くもんだからあっさりゲシュタルト崩壊起こす。でもそんなの構ってたら時間が無くなるからとにかく無理やり書き続ける。気が付くと「号」って書いてるつもりで「易」の書き間違ったみたいな変な記号をずっと書いてたりする。この試験って勉強する内容はすごく役に立つだろうが、写経のような答案作成にはちょっと無駄なことが多いと思ってしまう。
「答え分かった!」→ってこれ全部書くのかよ・・ってパターンが多い。
E-R図のレイアウトも、全体が分かんないまま書き始めると大変なことになるし。

でも今の時点で付いた知識でも、何年か前に直感に頼ってDB設計して作ったシステムを見直してみたらテーブル数が半分くらいで出来てすごいすっきりした(逆に当時直感だけでBCNFまで分解してたのもすごいとも思ったが)(お金取って作ったシステムじゃないです、念のため、社内用の小さなシステムです)。
職人気質の経験と直感でもなんとかなっちゃう業界だけど、本来は体系の整った座学の勉強が絶対必要なんだよね、今更だけど。

あと、SE(プログラマ、IT業界のなんでも)って実際何やってる人なの?とか聞かれて困ってる人は黙ってDB試験の午後の問題文を読ませると良いかもしれない。
最初は居酒屋さんの伝票など、イメージし易いものの話から始まるので読んでもらえるだろう。
で次ページで伝票の要件が列挙されていて(この辺でウンザリってなるだろう)、さらにデータモデルを抽出、各項目の関連を図示して、システムに落とし込んでいくってのを見せてやるんだ。
社会のあらゆる仕組みの裏側にITがあって、そいうところで働いてるって分かってくれるかもしれない。
口で何をどう説明しても「なんか分かんないや。説明下手で胡散臭い人ですね」っていう評価だっただろうが、「頭使う仕事なんですね」っていう評価に変わるかも。変わんないかな・・。

パスタ屋さんで大盛り注文が通らない。
「大盛りで」「はい」 →並盛りが来る→伝票も並の値段。
大盛りなんか食うなという店員さんの健康への気遣いなのか?

DB試験の申込み開始からかなり日が経つが未だ申込んでない。
諦めるなら申込む前だがどうしよう。。

2015/01/14

Le Concert


休みの間に観た映画。
永遠の0
まず祖父から小説「永遠の0」と「『永遠の0』と日本人」という新書を貰ったので少しずつ読んでいたので。全部は読んでないんだけど先に映画見てしまえと。
配役は本を読んだ印象の宮部久蔵と似ていて良かった。ただ、観客を馬鹿だと思ってるような過剰な演出が嫌。コントとか舞台じゃないんだからうるさいのはやだ。
注意して演者を見てないと気が付かない、とかぼーっと見てると見過ごしそうな背景に映るものを見てないと本当に描かれてることが分からない、くらいの演出が好きなんだけど。その辺は娯楽作品の日本映画なのであきらめ。
映画に対するこういう趣味って子供のころに深夜枠でやってた映画をよく見てたから出来たものだと思う。「天使のわけまえ」という辻仁成の映画を深夜に観たのがもしかしたら原体験と言えるかもしれない。
もう一回観たいと思ったがその映画はAmazonでも中古のVHSしかない(ロングテールってもたいして長くない尻尾だな)。
永遠の0の内容では宮部さんが家族に会うために死ねないって言ってたけど、その家族の住む国を守るって意味でやっぱり個としての自分を捨てて戦うってのが組織に属する生き物に刻み込まれてる行動だと思ったり。どうしても矛盾する考えだけども。この辺は映画だけだとなんか薄っぺらい印象だけど、上記の新書を読むとだいぶ納得いく。小説ではきちんと描かれていたと。映画としての戦争映画ではシンレッドラインが今のところ一番好きかな。日本が敵国の映画なのに、悪くない。

「シン・シティ」
うーん、ハードボイルドでスタイリッシュな感じは悪くないです。でもあまり好きではないかな。見ずらい、と思ってしまった。

「ロード・オブ・ザ・リング」
大晦日に1~3連続でやってたのでザッピングしながら断片的に鑑賞。
あらすじはほとんど覚えてるのであぁこの辺かーって感じで。見ながら何も考えずに観ながら年越し。0時過ぎたので途中だったけど消して寝た。

オーケストラ!」(Le Concert)
観た映画の中では一番面白かった、というか、得るものがあった映画かな。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲なんて知らなかったがすごく聴きたくなる映画。というかぜひ生で観に行きたくなる。
映画では指揮者の人がかっこいいしソロヴァイオリンの人がすごい美人。 ストーリーはちょっといまいち、あの楽団の中で真面目に音楽やってるのは3人くらいしかいないじゃないか・・。

「タイタニック」
観るつもりなかったのにまた見ちゃった。やっぱお金かけてる映画はすごいよなぁと。
久々に見てみると、太った貴婦人がすごい良い人で和む。そしてローズ役の人はそこまで美人でも無いよなぁと思ったり。で、沈みゆくシーンでちょっと泣いてしまった。

NWの合格証書が届いたので報奨金貰おうと思って会社にNW取得の報告をした。事務手続きのつもりだったが、すげぇすげぇ言われた。嬉しいお。
秋季に比べて春季試験が不利なのは間違いない。11,12月どころか1~3月も全然ダメな予感・・。
てか続けて勉強して見て分かったが個人的にはDB試験ってNWより全然難しいと思うよ・・。

2014/12/19

DB

情報処理試験て春季は不利なんでないかな。
11月、12月は全然DBの勉強の時間取れない。

ていうかすっごい勉強しずらい・・。
NWとの決定的な違いとして、演習に時間がかかる。NWは解けない問題はどう考えても解けないんだよね。知識問題だから。
DBは解けない問題も時間かければ分かりそうな気がする。
NWは午後Iの問題の演習は1問30分で区切って答えを見てたけど(それ以上時間かけても無駄だから)、DBの午後Iの問1を納得行くまで解答を書くのに1時間かかった。1問解くだけで疲れ切ってしまう。
この調子だと午後IIの問題なんて手出すのも怖い。

NW公式解答例が発表された。
「物理 又は 第1」、公式に第1層でもOKでしたw
まぁどうせ「データリンク層」って書いたんだけどね。
FW間のSWもやはり、どっちのFWの故障か、ポートのリンクLEDだけで判断できることが正解。「ミラーポートを設定し...」の答案に何点貰えるかが問題だ。
一応公式解答で採点してみたがほぼiTECと同じ、48点+温情部分点かなぁ。これだと期待できないが、仕方ない。

さらに一週間後、NW結果出ました。
午前I 免除
午前II 76点
午後I 71点
午後II 64点
午後Iはかなりの温情採点のようで助けられた(あるいはもしかしたら問題用紙に答案を書き写すところでミスしたのかも)。 午後IIはかなり厳しく自己採点した点数とほぼ同じ点数だ。てことはすごい厳しい採点のはずだ。受かって良かった。

2014/12/17

Information Technology

とある不動産会社のブログ、を読んで思ったこと。
この記事だけ読んでも何に対して批判しているのか分からなかったが、それでも引っ掛かった言葉があったので。
要約するとこの記事は恐らく、不動産関係の新しいITシステムによって気軽に簡単に部屋探しが出来るようになる、ことに対して、本当はその部屋の情報だけでなくその町、自分の住む町を感じないで部屋探しなんか出来ないだろう、というようなことを言っていると思う。そして次の言葉に続く。
「どんだけ便利な世の中になったとしても、
 人と人の中で生まれる大切な何かを忘れさせるシステムなんかいらないです。」

ITがその大切な何かを軽く見てるのではないんだけどね。ただその「大切な何か」はITのIの字、情報として扱うには大き過ぎる。だから情報として保存や複製、転送しやすい僅かなデータだけを扱うしかないってことだ。ネットワークもデータベースも「人と人の中で生まれる大切な何か」を扱うには弱すぎる。
もちろん写真やビデオやGoogleストリートビューみたいなのもあるけど、文字だけの情報に比べればまだまし、というだけ。今の技術では、その人がその町に降り立った時に感じること、とか、人と人が向き合った時にやり取りする何か、その全てをITで扱うのは無理だろう。
どんな表情でどこを見ている?どんな態度で、どんな動作をした?どんな声で言った?
心理学ではノンバーバルコミュニケーションと呼ばれ、日常ではしばしば「空気を読む」、などと表現されるこれらの情報は、実は「何を話したか」よりもずっと重要な情報だ。しかしその情報はITを通すと、ほぼ全て無くなってしまう。
メールやLineは文字だけだし、電話やビデオチャットでも、実際に人と人が向き合った時にやり取りする何かの半分も伝わらないだろう。
これはITが悪いのではなくITが非力なだけで、悪いのは言葉さえ伝われば良いと誤解している人間の方だ。