2022/08/11

2022年7月

 ジョゼと虎と魚たち(実写版)

あぁー・・結構違うんだね。アニメ版と。生々しくて、ちょっと嫌だなと思ってしまった。アニメ版でも現実的なところがあって、ちょっと嫌だったけどそれはアクセントにとどまっていた。それが実写では妙に強調されている。それにあの終わり方も、それじゃあ作品としてダメなんじゃないの?と疑問を持ってしまった。我々はドキュメンタリーではなくフィクションの映画を見てるわけだからさ。でも車を借りて遠くまで行く、と言う展開は、アニメに無かったので良いと思った。車で移動するってどこに行くのも自由なので、電車とは違って良いと思う。でもこの映画は、自分の恋愛観や人生観と合わないとちょっとネガティブな評価になるだろう。乗りかかった船で、あとは小説版原作も読んでみるかな。

ジョゼと虎と魚たち(小説版原作)

上記の感想から何週間か後のこと、本当に読んでみるとは思っていなかったが、小旅行ついでに出先の書店で見つけたので購入してみた。うーん、なるほどなぁという感じ。アニメ版、実写版を見た後で読んでみると、すごく深みを感じる。短編とは思えない読後感(読む前に映画2つ分が情報インプットされてるのでそりゃそうだ)。
結論から言うと、とても良かった。なんだかまるで実在の人物の人生の断片があって、そこから3人のクリエイターがそれぞれ描いた3作品、という気がするくらい、3つ合わせて奇跡的な1つの作品になっているのではないかと思う。今回、3作品全部見て読んだけど、これからこの作品に触れる人にも、是非とも3つ全部見て読んでして欲しい。実写版だけは実質18禁なシーンがあるのでそれだけ注意で(そういうとこ含めてやっぱりアニメ版が良いなと思う)。
そういえばさらにもう1つアニメ版の漫画版というのがamazonにあったが、さすがにそこまでは良いかなと思うので、これでジョゼ3部作は完走とする。
3部作、3つ合わせて実際のところとっても感動しており、とっても心に残る。ぜひ誰かに話したくなる物語だった。原作の小説はどうだったのか、それが実写ではどう表現され、アニメではこうなった、と視点、切り口、色々出てくると思う。そしてそう言う風に、1つの原作が2つに派生して独特の世界を作っているメディアミックス作品がある、という話を誰かとできることも含めて「とっても良い」作品だと思った。全ては小説版の短編から始まってるんだなと、小説版の結末が短編ゆえに暗示だけ残して描き切らないまま余韻たっぷりに消えていった。それを残酷に現実的に描き切ったのが実写版で、それでは辛かろうとファンタジックに今風に描いてやったのがアニメ版。そして僕はどれが好きかというと作品としてやっぱり安心して見れるアニメ版なのだが、、小説と実写版を知っていると、このアニメ版の評価はさらに何段階も変わるだろうなと思う。評価、良い悪いではなく感覚が変化するんだな。
ほんわかとしたアニメから入り、実写版で打ちのめされ、小説版を読んでなるほどなぁと納得する、全部含めた体験として、とても良い体験をしたと感じた。


2022/07/10

2022年7月、見た映画

サカサマのパテマ

もう10年くらい前だと思うが、映画館で別のアニメ映画を見た時に予告を見てとても印象に残っていた映画。Huluなどに加入していて見れる状態ではあったものの、予告は良いけど実際見たらそんなに面白く無い映画かなぁと思って見ていなかった。なんとなくで見始めたら予想外に良かったので記録。
まずなんで重力が反転しているのかは分からないのだが、それは気にしない。それより反転している物質の重量でバランスを取ってフワフワ浮かべるとか、そういう設定とか世界観とか展開がなるほどって思えるので気にならなかった。
感想としては「予想外に良かった」というものですごく良いとか誰にでも勧められるという感じではない、ほんとに思っていたよりは良かったという感じ。ファンタジー系のSFが好きで、少年少女ものっぽいアニメアニメした映画でも大丈夫なら見ても楽しめるはず。難しいのはそれなりにSF系が好きでないと途中で興味を無くすかもしれないし、アニメアニメしたノリがキツいなら最初からダメかもしれない。そう書くと見る人を選びそうだが、どっちもそこそこ大丈夫という程度で、過剰な期待をしないでみれば予想外に「良かった!」ってなるのではないかと思う。
あとはちょっと声優さんの演技が微妙かも?と思ったり、悪役があまりに分かりやすく悪い人ですっていう演技しているのは子供向けっぽいので嫌だったり、悪役と対立した時の主人公の台詞回しとかは子供向けっぽいなぁー、突然説教くさいなーと思ったり、そういった違和感、残念な感じはあった。でもほんとそのくらいで、それも含めて作品として楽しんでしまえば良いかなって思う。
この重力反転した世界の設定、世界がぐわっと広がる感じとか、見ながらどんどん上下を入れ替えて考えなきゃならない感じは楽しいなぁーと思った。
あと、ネットのレビューでラピュタと比較したものがあったけど、僕はそうは思わなかったな。その2つは対象年齢が微妙に異なっていて、この映画はラピュタよりは上の年齢層向けだ。それゆえに子供向けっぽい部分が残っているのが残念だった。もっと思い切ってSF恋愛もの作品にしちゃえば良かったのに。でも面白かったので見る映画が無くて暇な人は是非。あと見る時間がない人はYoutubeでトレーラーだけでも見てみると良い。

ジョゼと虎と魚たち(アニメ版)

普通なら見ない系の映画なのだが、でも「NANA」とかも見てるのでなんとなくで見てみた。
こっちは少女漫画系恋愛物に振り切ってるので違和感なく見れた。どの視聴者向けなのか、という点でのまとまりはこっちの方がハイレベルでよくできている。
いやほんと、こういう恋愛には憧れはあるが・・現実とか自分の年齢考えると?。
全体的にふわっとした感想しかないが、日本のアニメ映画はこういうのを量産していけば良いんではないかなと思った。そういえばこちらの映画も声優さんの演技がプロ声優っぽくなかったが、あまり気にならなかった。
パテマと比べると、やっぱり恋愛物に振り切っていて子供向けの要素を残さなかったのが良かったと思う。ホンワリした気持ちになれる素敵な作品。誰にでもオススメできる作品として完成度が高いのはジョゼの方、誰にでもはススメられないが個人的に好きなのはパテマの方。

パテマは設定の面白さ一点突破だと思うのでもう似たような作品が作れない、作られても2番煎じになってしまうだろう。このアイデアで作れる最初で最後のワンチャンスなのに、子供向け要素を残してしまったのが非常に悔やまれる。

ゲーム

時間潰しのように見てしまったのでついでにレビュー。97年のサスペンス映画。やっぱり知らないで見た方が面白いと思うので控えめに。
金持ちのおじさんが活躍する映画が好きなら、序盤の展開や上流スポーツクラブの辺りの展開はワクワクドキドキする。でも話の割りに少し時間が長くてダレるかも?
そして全部見終わったあとで改めて考えてみると、ちょっと展開に無理があったのでは?と思うところも多い。
でもまぁ古典というか良作なので時間潰しでみると楽しめるはず。
アマゾンの作品のパッケージには「セブン」を超えるって宣伝文句が書いてあったけど、そういう血みどろ要素はほぼゼロな映画なのでご安心を。

2021/10/08

CCCDにCDプレーヤーを壊された話

 ものすごく今更な話だが、CCCDにCDプレーヤーを壊された話。

しかも壊れたのはSony製のCDラジカセ、ZS-F1だ。

もちろんコピーしようとはしていなく、ただCDラジカセで再生しようとしただけである。


再生を始めると激しく音飛びしたので慌てて止めた。それ以降は他の普通のCDも再生できなくなったという話である。

もちろんそのCCCDを再生する前は普通に再生できていた。

この時系列から言ってCCCDを再生したらCDプレーヤーが壊れた、と表現するしかなかった。

ネットで調べたが、この現象で因果関係の立証は難しく、レコード会社の責任を問うこともできないだろうという。


衝撃的な出来事だったので当時の状況はよく覚えている。

ことの発端は友人がポルノグラフィティのCD(青リンゴの絵が描かれたCDだ)をレンタルショップで借りてきたところだ。

友人がそのCDを聞こうとしたらCCCDだったのでCDプレーヤーが壊れたんだ、などと相談してきた。

私はそんなバカなと思い、「そんなことがあるわけない、たまたまそのCDだけが再生できないだけなんでは?」と言ったのだが、CDプレーヤーが再起不能になっているという。

CDプレーヤーなんてそう簡単に壊れるものでもないと思うのだが友人はCCCDが原因で壊れたと主張している。

CCCDについてはSonyが提唱している規格でありCDをコピーできないように何か手を加えているのだという知識はあったが、何かやってるんだろうなというくらいにしか思ってなかった。

そもそもCDとCDプレーヤーの関係から考えて、そのCDが再生できないことはあってもプレーヤー側への影響があるとは論理的に信じられなかった。

友人は目の前で起きた事象を説明しているだけなので「CCCDを再生したらCDプレーヤーが壊れた」という主張を変えるつもりは毛頭無さそうだった。

私と友人で主張が平行線になり、「じゃあ僕んちのCDプレーヤーで聞いてみようよ、うちのCDプレーヤーはSony製だから大丈夫だと思うよ」と言った。


そして私の部屋に持ってきてもらい、冒頭の現象を目の当たりにしたのだ。不思議なことに友人も本当に壊れるとは思ってなかったらしく、僕以上に驚愕しているようだった。

まぁ本当に壊れることを確信していたら再生することを止めていたはずだが。

その後CCCDの仕組みなどを調べ、CDプレーヤーに負荷をかける、その結果寿命が縮む、端的に言うとCCCDを再生するとCDプレーヤーが壊れることがあるという事実を認めざるを得なかった。


今思い出してもあの時のいろんな感情が混ざった感じ、驚愕しながらも申し訳なさそうにしている友人を責めるわけにもいかないが、壊れてしまったCDプレーヤーをどうしよう、という呆然とした感覚。

SonyのZS-F1というのはちゃちなCDラジカセではなく、そこそこ高級なCDラジオだったので安易に捨てたり買い替えたりできるものでもなかった。

その混沌とした感情はSonyへの漠然とした不信感だけを残して10年以上たった今でも思い出深い出来事となっているのだ。

いろんなCDを持っていたがポルノグラフィティの青リンゴのCDは忘れられない1枚だ。2度と再生しないだろうけども。

2021/08/05

2021 夏休み

結果的にオリンピックを開催したのは間違いだったなと思う。まるで関連があるかのようなタイミングで感染者数が増えてしまった。重症になっても助かる病気なら良いのだが、おそらく亡くなってしまう人も増えているだろう。オリンピックを開催したから広まったのか、実は全く関係がないのか証明できない以上「オリンピックさえなければこんなことにならなかったのに」と思いながら亡くなった人もいるはずだし、その家族もいるはずだ。中止することも出来たそうだけど、そうしなかった。開催しても感染が増えなかったかもしれないからその選択自体は仕方ないと思う(増える可能性があるのは誰でも思ってただろうけど)。

だから結果として、そういう思いをする犠牲者を出してしまったので開催したのは間違いだったという事実があるだけ。

例えば何かのイベントや旅行で感染して犠牲になる人がいれば、そこにさえ行かなければ、、という選択のミスを後悔することは仕方ないと思う。生きることは選択と後悔の連続だからね。今回はたまたまそれが国家レベルの大きさで無関係な人を巻き込みながら起こってしまっただけだろう。そしてその責任は重すぎるので責任を認めないだろう。暗澹たる思いがする。

2020/10/19

最近見た映画

最近はHuluで見てる。覚え切れないくらいたくさん映画を見てるのだが、久々に映画の感想でも。

ゲスト

久々に映画の感想を書こうかと思ったきっかけになった映画。ずっと以前、確か大学生の頃に韓国の「箪笥」(タンス)というホラー映画を見た。その中で両刃剃刀で髭を剃るシーンが出てきて、それがカッコよかったものだから両刃剃刀を買ってみて、一時期はずいぶん使ったものだ(フェザーのこれ)。今も使っているが、切れ味が鋭すぎて危険に感じることがあるので今ある替刃が無くなったら使用を止めようと思っている。一時期はミューレの高級剃刀を買ってしまいそうになるくらいハマってた。でで、その箪笥という映画はアジアの片田舎の豪邸を舞台にした耽美系ホラーだと記憶している。ストーリーやホラーとしてはあまり面白くなく、リングなどが流行った時代ではあったがおそらく日本での評価はそんな高くなかったと記憶している。が、耽美的な雰囲気重視の映画として個人的に好きだった。今見ようと思ってもDVDレンタルにも無いし、Huluなどにも当然無いので、探すには苦労すると思う。そしてその箪笥という映画をハリウッド、ドリームワークスでリメイクしたのが「ゲスト」という映画だ。ホラー要素は少なく、ミステリー的な雰囲気なのでホラーが苦手でも見れると思う。箪笥という映画を覚えている人なら自然と結末の予想もついてしまうが、雰囲気重視の映画として楽しめるはず。原作の思い出補正もあり、またアジアの田舎の豪邸という雰囲気の方が耽美要素としてストーリーにマッチしていたのでどうせなら箪笥の方を是非探してみて欲しい気がする。これはゲストの感想と見せかけて箪笥の感想だな。

ウォールストリートウォール街

投資銀行関係の映画は好きなのでよく見る。1作目は古い映画なので今見てもあまり面白く無いかもしれない。タルタルステーキという危険な食べ物が出てきたのが印象的な映画。その1作目はだいぶ前に見ていた。そしてかなり時間が経っての最近2作目のウォールストリートを見た。どちらもストーリーはあまり覚えてないけど、ゲッコー氏は相変わらずだが少し柔らかくなっていた。そして1作目の主人公もチラッと出てきておぉっと思わせる演出が好き。今も多分Huluにあるが、投資銀行関係ではやはり実話を元にした次の映画の方が迫力がある。

マネートレーダー/銀行崩壊

ずーっと気になっていたが何処にも無くて見れてなかった映画。残念ながらHuluには無く、ツタヤのオンラインDVDレンタルのサービスでやっと見ることができた。これ系では唯一実話を元にした映画ではないだろうか。他の映画にもリーマンショックを思わせる事件が出て来たりするがただのストーリー要素でしかない。この映画は実際のベアリングス銀行の破綻を映画化したもので、映画としては評価が高くない。その辺が本当に他人の批評の当てにならないところで、個人的にはこれが実際に起こった話ということでストーリーだけは派手なフィクション系投資銀行映画よりずっと面白く見れた。まあ投資銀行系に関しては映画としてというよりドキュメンタリー的なものとして見ているので、映画として正しく評価できてないのは自分の方だろうけど、映画を見るなら他人の評価より自分はこう思った、というのを大事にしましょう。

映画として覚えてるのはこのくらいかも。その他、ドラマなど。

半沢直樹と空飛ぶタイヤ

半沢直樹が面白かったけど終わってしまったので同じ池井戸潤が原作なドラマで空飛ぶタイヤを見た。この原作者の苗字ってずっと「いとだ」だと勘違いしてたが「いけいど」って全然違う音の苗字だった(井戸田潤だと全然別人が出てきた)。で空飛ぶタイヤはwowowドラマだからか、よくできていて引き込まれた。半沢直樹が終わってちょっと寂しいと思ってるならHuluにあるので見てみると楽しめると思う。オーバーな演出とかはないけど基本は同じだから。このドラマから最近話題になっている池袋での自動車暴走事故からの一件も連想されるな。自分は少数派の考え方をすることが多いということもあって、その件に関しては世間とか大衆の正義感の方がよっぽど怖いんだけど。そういえばこの「空飛ぶタイヤ」という題は題名でかなり損をしてると思う。前からなんとなく知ってたけどあまり見ようと思わなかった。「リコール隠し」とか「ハブボルト破断事故」とかだったら、、まぁやっぱり見ようと思わないだろうな。白い巨塔風に「悪の大企業」とかだったら、そのままだけど「空飛ぶタイヤ」よりは良いかも。

LOST GOLD(山下財宝を探す外国人探検隊のドキュメンタリー)

Huluで視聴。これは面白い。フィリピンの山下財宝、すでに掘り尽くされてるような気もするけど、なんでも良いから何かを見つけて欲しい。宝探しのワクワクが気楽に見れるし応援したくなる。岩に刻まれた意味不明な印を見つけるたびに「重大な手がかりだ!」って騒いでて当事者は大変かもしれないけどw 一歩引いて気楽に見るのがいいだろう。