2020/02/05

CB400SBからGixxerに乗り換えたので、バイクについて

CB400を売った話

迷った末に買ったCB400スーパーボルドールはだいぶ前に売ってしまった。
買った金額と売れた金額の差額で考えると、そこそこ良い率で回ってると思う(適当)。
売る前にスズキのジクサーを追加購入していたので、バイク自体を降りたわけではない 。というか一時期は2台持ちで遊んでいたくらいだ。

2台持っていて、だんだんCB400って重いし、それでいて加速、停止がジクサーと比べて優れているかどうかなんていまいち分からないし、ジクサーばかり乗るようになった。
さすがに「ジクサーと違う」というのは分かるが、ジクサーは軽いので軽い力でコロコロコロっと加速する。比べてCB400は力強い上に4気筒なので連続的に力がかかり、グワーッと加速する。ただし重くて、いかにも重いものを頑張って加速させている、という感じ。
一番違うのは直進での安定性で、CB400の方が抜群に良いと思う。CB400に乗り慣れてからジクサーに乗るとどんなにスピードを上げてもふらふらしてしまう感覚がある。これは軽いし、ホイールベースが短いから仕方ないんだと思う。なので車の少ない道を長距離ボーッと移動するならCB400の方が絶対気持ちいいんだけど、それもジクサーに乗り慣れるとまぁこんなもんかなと妥協できてしまうので、ほぼ全ての点でジクサーが良いや、となった。

一度だけCB400のABSに助けられたことがあるので、持っているジクサーにはABSが無いのが少し不安である。
これから買う人はABS付きの新型ジクサーが良いと思う。

他には、CB400の重量に疲れてしまったというのがあるかもしれない。やはり自分の腕、足で支えなければならないバイクにとって最も重要なパラメータは重量ではないだろうか(ある程度身長があるのでシート高はそれほど気にならない)。思いがけず傾いてしまった時、わずかな下り坂に停車してしまったとき、自力で立て直せたり、引っ張り上げられる重量、というのは大事だと思う。

ジクサーの良いところ

ジクサーはスペック的に面白いバイクでは無いかもしれないが、僕が考えている魅力は、これ以上削り落とす部分が無い、ミニマルな数値ということだ。
まずは2輪であること、1輪車にエンジン付けて乗りこなすのは流石に無理なので、2輪が最小だ。
単気筒、シリンダーが1つあればエンジンはグルグル回り続けることができる、もちろん最小の気筒数だ。
2バルブ、吸気と排気で1つずつ、2バルブあれば十分だ。
空冷であること、水冷や油冷なんて複雑な機構は省けるなら省いてしまった方が良いに決まっている。
5ギア、最高でも100キロかそれより少し、という速度域ならギアは少ない方が楽で良いが、4ギアでは流石に不安なので5くらいあると安心できる。
154cc、高速道路を含めて日本の全ての道(2輪車が走行できる道)を走行できるエンジンの中では最小クラスの排気量だ(130ccのバイクがあるのかは知らないが、154ccくらいはある方が安心できる)。
その他、当然ながらシングルディスクブレーキであること(CB400はフロントがダブルディスクブレーキだが常々1個で良いんじゃいいかなと思っていた)など、これ以上少なくすると不便になったり、乗り物として成立しないような最小の構成が選ばれている。
(ただしフレームの剛性やサスペンションはややオーバーなものがついているらしい)

そして134kgという軽量さ。
それぞれが最小の数値なので、冗長性がなく、壊れやすいかもしれないとは感じるが、とにかくこの最小構成な感じは気に入っている。