2022/12/24

映画の話

そしてバトンは渡された

実は石原さとみは好きな女優だ。久々にいい日本映画を見たなって気がした。といっても最初はストーリーがよく分からず、あまり感情移入しないまま、20分見ては中断し、翌日また30分見て止めて、という変な見方をした。そいう意味で見せるのがうまい映画というわけではないが、なんやかんやあって最後は泣いてしまった。最初から最後まで石原さとみ役の母親が本当にひどいなって思うのだが、結局嫌いになりきれない、幸せになってほしいなって思ってしまう、それで幸せを感じていたら良いなって。人の犠牲の上でも彼女が幸せなら良いなって思う。人が人の幸せを願うということの尊さを思い出させてくれる映画。ところでブラジルに1人で行って事業失敗した父親が不憫だなぁ。
まぁ、自分はこの手のストーリーには本当に弱いので正しい評価が出来ないが、それでも日本映画が好きな人にはオススメできる映画かなって。もちろん、石原さとみ役の母親が嫌いになってしまうと、この映画は合わないと思う。あと、高校のいじめっ子風のショートカットの女の子が可愛い。
2回見るとバラバラのピースがはまっていく。こんなバラバラなピース、一回見て把握するなんて無理なんじゃないかな、でも1回見終わるだけでもあれがあれでそれがそれ、みたいな感覚はあるので無理に2回見なくても良いだろう。でも2回目見たらもっともっと泣いてしまった。

みんな元気

ロバートデニーロのハリウッド版映画。中国でもリメイクされているとか、元はイタリア映画だとか、その元は東京物語だとかいろいろある映画。
で、ロードムービーと思うが、父親との関係に悩んでいる男子が大きくなってから見ると刺さる映画かなーって思う。

2022/12/21

ThriveMovement

この地球では人を殺すための道具を必死で作ったり、それを使って戦争をしたり、全く必要ない豪華な建物を作ったりとせっかくの労力と資源を無駄に消費している。その一方で、ある地域では質素な食料でさえ全ての人に行き渡らないような状況だ。これは地球をただの球体だと考えると非常にバランスの悪い状況だ。例えるなら片方が夜で暗いのに、もともと明るい昼間の方をさらに明るくするため照明で照らしているようなものだ。

人類はとても優秀で、努力をした結果、大規模農園や過酷な環境にも耐える農作物の種を作ることに成功した。

今や食料はたっぷりと作れるのだ。人を殺す道具を作るのは控えて、その分の資源や労力を農作物の生産とその輸送に回そう。贅沢な牛肉などは少し生産を減らし、まずは全ての人類が飢えることのない量の農作物を作り、地球の隅々まで行き渡らせることで、人類の食糧問題を解決しよう。

必要以上に贅沢な建造物は控え、全ての人類が、夏は涼しく冬は暖かい最低限の住宅を作ろう。ごく一部の金持ちしか買えないような豪華な建物より、人類の問題を解決する方が価値があるから。

今や人類は、地球は、このようなバランスに目を向けて力強く成長するタイミングに来ているのだ。

このままでいたいと考える富豪、明るいところにいるのにさらに照明を欲しがるような人も多いだろう。しかし人類は、一度完全に動きを止め、私利私欲を捨て、今までの進化の成果を見つめ直して全く新しい地球、人類へと成長するタイミングなのだ。個人が手に入れた権利、自分の財産を守りたい、奪われたくない、殺されたくない、せっかく努力した自分の成果を分け与えるなんてとんでもない、そういった考えは一度押し殺し、もしこの人類の成果を、100%人類の成長のために使ったらどうなるだろうか、と考えてみよう。

馬鹿げた夢だ、防衛力は必要だ、それは共産主義だなどと、くだらない出来ない理由を探すのは止めよう。昔と違い、今の人類の生産性を考えれば可能なんだ。出来ないのは、個人個人がそれぞれ前述のような出来ない理由に囚われ、考えるに値しないアイデアだと思ってしまっているからだ。そうではなく現実的に可能なんだ、ただ、今はまだやってないだけなんだ、と考えてみよう。

この考えは少しずつ世に出回り、広まっている。THRIVEを作った人たちに心からの敬意を。