もう10年くらい前だと思うが、映画館で別のアニメ映画を見た時に予告を見てとても印象に残っていた映画。Huluなどに加入していて見れる状態ではあったものの、予告は良いけど実際見たらそんなに面白く無い映画かなぁと思って見ていなかった。なんとなくで見始めたら予想外に良かったので記録。
まずなんで重力が反転しているのかは分からないのだが、それは気にしない。それより反転している物質の重量でバランスを取ってフワフワ浮かべるとか、そういう設定とか世界観とか展開がなるほどって思えるので気にならなかった。
感想としては「予想外に良かった」というものですごく良いとか誰にでも勧められるという感じではない、ほんとに思っていたよりは良かったという感じ。ファンタジー系のSFが好きで、少年少女ものっぽいアニメアニメした映画でも大丈夫なら見ても楽しめるはず。難しいのはそれなりにSF系が好きでないと途中で興味を無くすかもしれないし、アニメアニメしたノリがキツいなら最初からダメかもしれない。そう書くと見る人を選びそうだが、どっちもそこそこ大丈夫という程度で、過剰な期待をしないでみれば予想外に「良かった!」ってなるのではないかと思う。
あとはちょっと声優さんの演技が微妙かも?と思ったり、悪役があまりに分かりやすく悪い人ですっていう演技しているのは子供向けっぽいので嫌だったり、悪役と対立した時の主人公の台詞回しとかは子供向けっぽいなぁー、突然説教くさいなーと思ったり、そういった違和感、残念な感じはあった。でもほんとそのくらいで、それも含めて作品として楽しんでしまえば良いかなって思う。
この重力反転した世界の設定、世界がぐわっと広がる感じとか、見ながらどんどん上下を入れ替えて考えなきゃならない感じは楽しいなぁーと思った。
あと、ネットのレビューでラピュタと比較したものがあったけど、僕はそうは思わなかったな。その2つは対象年齢が微妙に異なっていて、この映画はラピュタよりは上の年齢層向けだ。それゆえに子供向けっぽい部分が残っているのが残念だった。もっと思い切ってSF恋愛もの作品にしちゃえば良かったのに。でも面白かったので見る映画が無くて暇な人は是非。あと見る時間がない人はYoutubeでトレーラーだけでも見てみると良い。
普通なら見ない系の映画なのだが、でも「NANA」とかも見てるのでなんとなくで見てみた。
こっちは少女漫画系恋愛物に振り切ってるので違和感なく見れた。どの視聴者向けなのか、という点でのまとまりはこっちの方がハイレベルでよくできている。
いやほんと、こういう恋愛には憧れはあるが・・現実とか自分の年齢考えると?。
全体的にふわっとした感想しかないが、日本のアニメ映画はこういうのを量産していけば良いんではないかなと思った。そういえばこちらの映画も声優さんの演技がプロ声優っぽくなかったが、あまり気にならなかった。
パテマと比べると、やっぱり恋愛物に振り切っていて子供向けの要素を残さなかったのが良かったと思う。ホンワリした気持ちになれる素敵な作品。誰にでもオススメできる作品として完成度が高いのはジョゼの方、誰にでもはススメられないが個人的に好きなのはパテマの方。
パテマは設定の面白さ一点突破だと思うのでもう似たような作品が作れない、作られても2番煎じになってしまうだろう。このアイデアで作れる最初で最後のワンチャンスなのに、子供向け要素を残してしまったのが非常に悔やまれる。
時間潰しのように見てしまったのでついでにレビュー。97年のサスペンス映画。やっぱり知らないで見た方が面白いと思うので控えめに。
金持ちのおじさんが活躍する映画が好きなら、序盤の展開や上流スポーツクラブの辺りの展開はワクワクドキドキする。でも話の割りに少し時間が長くてダレるかも?
そして全部見終わったあとで改めて考えてみると、ちょっと展開に無理があったのでは?と思うところも多い。
でもまぁ古典というか良作なので時間潰しでみると楽しめるはず。
アマゾンの作品のパッケージには「セブン」を超えるって宣伝文句が書いてあったけど、そういう血みどろ要素はほぼゼロな映画なのでご安心を。
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