少しの間U-NextとかNetFlixのお試し期間とかを使ってみたんだけど、 結局DVDレンタルに回帰する、という話。
古めの映画を急に思いついたように見たくなるタイプの人だと今の動画配信サービスはフィットしないと思った。お試しするまではむしろ古い映画とかマイナーな映画はWebサービスのほうが品揃えが良いと思い込んでいた。在庫とかいらないのでネットの方が変な映画を揃えておきやすいのでは、と思ってた。
でも実際はそんなことなかった。
で、2014年で期限切れになっていたTSUTAYAのカードを更新してまたDVDレンタルしてみた。
やっぱり安心感というか、これが正しい姿なのかなーと。
ネット配信になると何かアリガタミというのが無くなる気がする。
店に行って物理的なDVDのディスクを借りて来て、手元で回して見るっていう手順が良いんだと思う。
別に再生しちゃえば見てる間は同じなのでよく分からない感覚だけど。
ネット動画だと途中で止めちゃったりしたんだけど、DVDだととりあえず最後まで回してしまうって感覚。
「ハードコピー」「ソフトコピー」という言葉が出てくる。
ハードコピーは手紙とか本とかノートとか、物理的に存在するものに情報を書き込んだものという認識。
対してソフトコピーはHDDに保存されたファイルとか、情報をネットから入手できる状態とかのイメージだと思う。
ハードコピーには直接人間が理解できる、という定義もあるらしいので光学ディスクなどはハードコピーとは違うらしい。
でもCD-ROMとかDVDはディスクという物理形であることを考えると、電子ファイルなどとは一線を画したハードコピーの一つなんじゃないかなぁと思う。
例えば、インターネット自体が普及していなくて、パソコンをオフラインで使うことが一般的だった時代。
PC雑誌にCD-ROMが付録として挟まっていた(今もあるけどだいぶ減った)。
オリジナル壁紙をおまけとして付けます! という場合、その壁紙に全く興味がなくてもCD-ROMに焼きこまれていて、ディスクが挟まってるならなんとなく有り難い、という感覚。
同様に興味のない壁紙のおまけが『このURLからダウンロードできます』だと存在に気が付きすらしないレベルになる。
結局、物理の形の何かが手元にあるというのは、それなりに大きな意味があるなぁというだけの話。
スーパーマリオランが1200円って高い気がする、などソフトウェアの値段が感覚的にいまいち決めきれないのもこの辺りが理由の一つだろうなと。
僕はこういう感覚がかなり強くて、そういう意味では古いタイプの人間かもしれない。
逆にソフトウェア中心のIT技術者はハードコピーの所有感をちょっと軽視しがちで、理論的に考えて電子書籍で十分、映画もテレビもストリーミングで十分、絵画などの美術品も電子データで保存すれば効率的、となってそう。
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